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常設展1 砺波の工芸(三助焼)

三助焼 谷口粂三《唐獅子香炉》1943

会 期
2024年6月22日(土)~8月4日(日)
休館日
7/8(月),22(月),29(月),30(火)
会 場
2階 常設展示室1
料 金
一般210円(170円) 高校生以下 無料 ※( )内は20名以上の団体料金、65歳以上の割引料金 ※2階常設展全室共通でご覧いただけます。
砺波市福山は古くから陶土が採掘され、奈良、平安時代には須恵器が作られていた地域です。江戸時代後期から屋根を瓦に葺き替える需要が高まり、福山周辺では製瓦業を営む者が出てくるようになりました。  三助焼は幕末明治初めに砺波市福山に窯を開き製瓦業を営んでいた谷口三助(1848~1905)が壷や皿などの日用雑器を焼き始めたことが始まりとされています。息子の太七郎(1874~1933)が各地の陶工に学び、陶土や釉薬について研究を深め、三助焼特有の緑釉や造形技術などの基礎を固めました。  太七郎の三男、粂三(1906~1973)は、高岡や金沢で修業し、1930(昭和5)年に地元へ戻り父太七郎と仕事を始めます。窯や釉薬の改良など日々研鑽を積み、精力的に三助焼の販路開拓に努めました。  当館では太七郎、粂三の作品を収蔵しており、今回は粂三作品を展示します。昭和の三助焼の味わいをお楽しみください。



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